Modern Dogづくしの3時間。10周年コンサートレポート

ステージ全景
というわけで、われらがモダンドッグの10周年記念コンサート
「Modern Dog Concert -Wake Up at Ten-」に行ってきましたよ!
もうホント、ありえないくらい楽しかったです。
何がありえないかって言うと、
①3時間ずうっと歌いっぱなし。ゲスト&トークなし。
タイでソロのコンサートをやる場合、
2時間半~3時間やるのが一般的なわけですが、
普通は1~3曲歌い終わると、
息を整えたり、ほかのメンバーが次の曲を準備したりするために
トークを挟んだりするわけです。
もしくはゲストを間に挟んで、ゲストが歌っている5分~10分間を
休憩タイムにするわけですが、それが一切なし。
POD氏初っ端から最後まで歌いっぱなしです。
(ほかのメンバーは、POD氏がソロで歌ってる間にちょっとだけ休みましたが、それでもほんの1、2曲です)
しかも、最後のほうに行くほど
飛び跳ねたり、ステージの上を走ったり、踊り始めたり、
恒例の写真撮影もやり始めたりと、
どんどん元気になっていって、まったく疲れを感じさせませんでした。
まさに歌う職人。
一体、あの小さな体のどこにこんなパワーがあるのか、
ホント、ありえません。
②しかも、全曲オリジナル。
3時間全部自分の曲しかやりません。
最初にドカーンと盛り上げる曲、
しっとり聴かせて観客を休ませる曲、
みんなで合唱する曲、クライマックスに向けて助走をつける曲、
クライマックスの曲に、アンコールでしめる曲。
ぜんぶ自分たちの持ち歌でまかなってます。
しかも、「なにこれ、こんな曲あったっけ?」というのが一曲もなく、
まったく飽きさせません。
普通はカバー曲やったりしますが、それもなし。
ホント、ありえません。
※たぶん、いまのタイのミュージシャンで①と②の
両方を兼ね備えたコンサートをできる人とかバンドって
5人(組)もいないと思います。
っていうか僕がパッと思いつくのは、
Modern Dog、カラバオ、Silly Fools、LOSOの4組くらいです。
PALMYも将来的にはできそうな気がしますが、
アルバム2枚のみと持ち歌が少ないし、
あの人はほかのアーティストの曲を必ず歌わないと気が済まないので無理。
JOEY BOYやBIRDは、それぞれ体力不足で3時間は無理。
(JOEY BOYはドーピングしたらいけるかも)
ボーイ・ゴシヤポンは盛り上げる曲がないし、
そもそも他人に歌わせることで光る人です。
(さらなる「ありえない」は「続きを読む」をクリック!)
人気blogランキングに参加中。ありえない1クリックをお願いします!
5月24日追記:Thai Popper’s Paradiseにコンサートの写真が大量にアップされてます。
僕よりもいい場所で撮ってるし、もちろん腕もいいので、
僕の撮った写真よりきれいです。


POD
③演出がありえない。
今回もBakery系ではおなじみの「遠藤&Wit」組が照明と映像を担当。
照明もかなり凝っていましたが、特に面白かったのがバックの演出。
正方形のパネルが見えると思いますが、
これが忍者屋敷のどんでん返しのようにくるくると回る仕組みになってます。
この背後には30人くらいスタッフがいて、一人4枚のパネルを担当。
曲に合わせてそのパネルをくるくると裏返します。
ちょうど、パタパタと絵柄が変わる広告みたいな感じです。
で、どうなるかというと……。
・最初は白だったバックがクルッと裏返ってModern Dogの写真になる。
・クルクル回してにぎやかに演出。
・表面は白、裏は黒などにして、適当に裏返してオセロ風の背景に。
・客席からパネルが見えなくなる90度に開き、背後に設置したライトでまぶしく客席を照らす。
・パネルの隙間からライトを持った人がでてきてクルクル回す。
・パネルを障子のような紙にして、背後のライトでスタッフを照らし、
スタッフに踊らせる。→そのシルエットがパネルに映し出される。
そんな感じで、絵的にすんごく面白かったです。
この演出のミソは、スタッフを背後に隠して人力でやったこと。
日本のコンサートだったら、パネルのアイデアが出た瞬間に
コンピューター制御できれいにパネルをそろえて回転させようって
考えるんでしょうけど、
ここをあえて人力を選択したのが、さらに成功してます。
人力でやることで、パネルが回るタイミングが不ぞろいになったり、
人の姿が見え隠れしたり。
見てて「ああっ、そこ色変わってない!」ってどきどきしたり。
普通なら黒子であるはずのスタッフの姿が客席からも見えて、
逆に「人間らしい温かみ」を付加していたと思います。
この発想って、実にタイらしいですよね。
というか、日本人とか西洋人がやっても上手くいかないでしょう。
タイ人だからこそ、Wit&遠藤チームだからこそできる演出ではないでしょうか。
ホント、ほかではありえないです。
そんなわけで、かなり濃密な3時間でした。
マジでありえないくらい楽しかったです。
ますますModern Dogが好きになりました。
コンサートレポートとか書いておきながら、
どんな曲をやったかとか、どんなことがあったかとか、まったく書いてませんね。
ごめんなさい。
9月ごろにコンサートVCDとかが発売されるので、
この記事で興味もった方はそのときに見てください。ではでは。
※③以降については、遠藤治郎さんの指摘を受けて5月26日に修正しました。
Tim