タイロック新世代の扉を開いた 『Modern Dog』

Modern Dog 1st今週はModern Dog推奨週間。
土曜日の10周年記念コンサートに向けて、
ヘビーローテーションでModern Dogを聴いてる最中です。
「推奨」なので、本当はこのブログにもレビューをいっぱいアップしたかったのですが、
仕事のほうが今アップアップなので、1個だけしかできませんでした。
今、全アルバムを聴きなおしてるんですが、
中でも一番お気に入りなのがこのファースト・アルバムです。
これ、すごいです。
発売されたのが1994年で、すでに11年経ってるわけですが、
ちょっとしたCDショップに行けば普通に売ってるんです。
(一応復刻版ですが)
これ、日本なら当たり前なんですけど、ここはタイ。
ちょっとヒットした程度のアルバムだって、3カ月もたてば店頭からきれいさっぱりなくなってしまう国なんです。
そんな国で11年前のアルバムなんて、ほとんど手に入らないですよ。
これだけ長く売られる=愛されるアルバムなんて、
タイのアーティストでは僕はちょっと思いつきません。
音自体も古さを感じさせません。
「ブッサバー」「ゴーン」「ガラー」など、いまでも街中で聴く曲がいっぱいです。
ちなみに、有名な人でいうと
U.H.TやY not 7も同じ1994年にデビューしているのですが、
これらのアーティストを知ってる方なら、
「いかにModern Dogが新しかったか」かがわかるのではないでしょうか。
(ちなみにこの二組のデビューアルバムは、
ほとんど入手不可能といってもいいでしょう)
さらに言うと、
翌1995年はパーン・タナポンは「カイ・パーン」でデビュー(これもなかなかいい)。
FLYが1996年、LOSOが1998年。タイ・タナウットも1998年。
この辺と比べても新しさを感じませんか? 僕は感じます。
Silly Foolsも1998年(グラミーデビュー)。
BLACKHEADとMr.TEAMが1999年となってます。
歌詞もすばらしいです。
「チャンラックター」「キットゥン」はじめ、
タイの音楽には常套句かつ陳腐な歌詞がいっさい出てこない。
特にヒットした「ブッサバー」と「ゴーン」は、
聴いてすぐに意味が伝わるくらい平易な表現なのに、かなり文学的。
「ブッサバー」とかじっくり聴いてみてください。
もしタイ語が分からなくても、確実に「何か」が伝わってきます。
僕の思い入れがかなり先走っているかもしれませんが、
彼らはこの1曲によってタイロックの新しい世代の扉を開いた気がします。
これまでの4枚のアルバムでどれがいちばん好きかって言われると、
実際に聞いて心地よいのは4枚目なんですけど、
思い入れとか、感動という意味ではやっぱりこのファーストです。
「Rock Never Dies, Dog Never Lies」
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