美しきタイの田舎町 『OKベートン』

OKベートン/ポスターまたもや昔のタイ映画の紹介です。新しい情報じゃなくてすんません。
仕事が忙しいんだなぁ、と思って許してください。
2003年公開のタイ映画『OKベートン』は、
タイの田舎町の情景の美しさと、その空気を見事にフレームに収めた作品です。
舞台は、ベートンというタイ南部の小さな町。
幼いころから仏門に入り、僧侶として一生を過ごす予定だったタム。
しかし、カフェーで働く姉・ジェーンが電車爆破テロで死んでしまう。
葬式に出席するためにタイ南部の小さな町、ベートンに向かい、
そこで生き残った姉の娘(姪)・マリア(推定8歳)と出会う。
マリアの父親はマレーシア人(カフェーの客)。
ジェーンとは結婚していたもののマレーシアに住んでいて、
もう何年も音信不通になってしまっていた。
両親を失ってしまい、悲しみにくれるマリア。
それを、やはり悲しい目で見つめるタム。
しかし、タムは僧侶。女性に触れると徳をすべて失ってしまうため、
彼女を慰めるために抱きしめてあげることもできないのだ。
そしてあくる日、タムは僧侶の身分を捨てて還俗することを決意する。
一人ぼっちのマリアを抱きしめてやるために。
しかし、20年くらいぶりに見る俗世間は、
タムにとって見慣れないもので違和感を感じるものばかり……。
という感じのお話。
役者がなかなかよくって、
マリアはめちゃくちゃ可愛い上に演技が上手だし、
タムも、細かいしぐさの端々に元僧侶らしさが伝わってくる。
俗世間は、携帯電話も屋台の食事も、カフェーの女や酒も、
彼にとって慣れないものばかり。(托鉢で食事をしているので、彼は屋台で20年間食べたことがない)。
それらのものを、彼は戸惑いながらも受けれていくのだけれど、
今度は「俗世間によって穢れていく自分」に悩み始めちゃったり、
マリアのお姉さん的存在に思いを寄せて懊悩してみたり。
そんな切ないストーリーが
田舎町の美しい映像とともにつづられていきます。
これを見て、僕は、タイのちっちゃい街で、こんな風に暮らしてみたいなぁと
本気で思ってしまいました。
あと、35歳くらいになったら1年くらい出家したくなりました。
色んな煩悩を断ち切って人生を新しく始めたいですね。
煩悩だらけだし。僕。
OKベートン
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