なにやらダムダム言うとります。 セナーホーイ「ダム・ジャン」

セナーホーイ「ダムジャン」今日紹介するのは、2004年末から2005年3月頃にかけて、パブにいる独り身の男の孤独を歌った曲「エープ・ンガオ」をヒットさせたコメディアン、セナーホーイの1stソロアルバム「ダム・ジャン」です。
このアルバム1曲目収録のタイトル曲「ダム・ジャン」が、先月にCDが発売されたにも関わらず、強烈にユーモラスな歌詞と楽曲が受け入れられて、たちまちパブのスタンダードナンバー入りという快挙を果たしています。
ざっくばらんな日本語でいうと、曲名は「黒っ」とか「黒いよ!」という意味。
いくつか意味の分からなかったフレーズがあるのですが、歌詞の内容を大雑把に訳すと、肌の黒さゆえに意中の女の子にこころよく思われていない色黒男が「自分は色黒なんだけどいいやつなんだよ。君もきっとじきに好きになるよ」みたいなことを彼女に話していく……といった雰囲気の歌です。
その台詞も「肌が黒いからって不潔なわけじゃない」「心が黒いわけでもない」「明かりを消せば二人とも黒くなるし」「そうすりゃ君だって、すぐに黒いモノが好きになるよ」みたいな感じでユーモラス。なお、「黒いモノ」が何かわからないというカマトトさんはお母さんに聞いてみてください。
ご存じの方も多いでしょうけれど、タイ人は美白至上主義。色白=美人・ハイソ・頭脳労働者=みんな大好き=得をする、色黒=その逆という公式が暗黙の了解の上に成り立っているきらいがこの国にはあります。
歌詞にダムダム(黒、黒)出てくるのに加えて、女の子が「デムドゥビドゥダムダム♪」とコーラスで参加。極め付けには今年上半期でもっともヒットした新人(僕認定)のBuddha Blessがラップでリズミカルにダムダムいってくるという、まさに「ダム・ジャン」なこの曲は、そんな先入観があるタイ人にとって新鮮らしく、発売後異例の速さでパブのスタンダードナンバー入りを果たしています。
ボーカル・セナーホーイの声もまたいい! さすがコメディアンだけあって、コミカルな声は聴く人に安心感をもたらします。このアルバムは彼の最初のフル・アルバムになるのですが、タイトル曲以外にもユーモラスな曲が盛りだくさん。
「彼女なら、例え恋人になれなくてもいい。友達でも知り合いでもOKなんだ」というひた向きな心情を歌ってFMラジオでいまヒット中の2曲目「タオライ・ゴ・アオ」をはじめ、電話男の真情を語った「Missed Call Miss You」、ルークトゥンの「ラチャダー」はじめ、ユーモラスな歌詞の曲が盛りだくさん。
聴いているとなかなか暖かな気持ちになれます。
しかし、この曲を始め、今年に入ってからFour-Modの「LOVE LOVE」やPalmyの「Tik Tock」、Buddha Blessの「Fire」などなどハッピーな・ソングがどんどんパブで歌われるようになって来ていて、2005年から今年初めくらいまで続いたサッド・ソングの傾向が徐々に消えつつありますね。僕の行っているパブだけの傾向かもしれませんが。
個人的にはこういう傾向は大歓迎です。もっともっとハッピーな曲が演奏されるようになるといいよなぁ。
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