これぞ青春恋愛映画。 『Seasons Change』

『Seasons Change』ポスター>『フェーンチャン(僕の恋人)』『プアン・サニット』に続く、GTHの青春恋愛もの『Seasons Change』が先週31日に公開されて話題になっています。
興行成績は公開後1週間で5000万Bを突破。
このペースは7月に公開されてこれまたスマッシュ・ヒットとなった『ゲーンチャニー・ガップ・イーエープ』と同じですが、ここ数年のタイではこういう恋愛ものはかなり長めに上映される傾向にあります。
今後の客の入り具合によっては今年一番のヒットになるかもしれません。
『Seasons Change』のあらすじはというと、
天才バイオリニストにして美少女のダーオ(ダッダーオ)にひそかな恋心を寄せる主人公・ポム(チャートリー)。高校への進学を控えた時期に、彼はひょんなことからダーオがマヒドン付属高校音楽科を志望していることを知る。
彼女を追うように同じマヒドンを受験するポム。音楽のことなど勉強したことのない彼だが、幸いロックドラムの経験があった上に、
彼の才能に気づいた試験官の助けもあってなんとか合格するが、
父はポムが音楽の道を進むのをよしと思っていないため、
「マヒドンの医学科に進学した」と嘘をついたまま学園生活を始めることになる。
入学当初、ポムは友人たちをロックバンドを組んでいたが、
ダーオが学内オーケストラに入ることを知ると、彼女に近づきたい一心でオーケストラにも潜り込み、首尾よくティンパニーの座を勝ち取る彼だが、ポジションが違うこともあって、なかなかダーオと近づくチャンスに巡りあえない。
手をあぐねていたところに、親戚の娘にしてもう一人のヒロインとなるオーム(サランヤー)と出会う。絶対音感の持ち主だが、あらゆる楽器が弾けないという彼女。やはりオーケストラに参加するが、獲得できたのはシンバルのポジションだった。
ティンパニーとシンバルの位置は隣同士、同じリズム隊ということもあって急速に仲良くなるポムとオーム。オームは徐々にポムに恋心を抱くようになるが、ポムは彼女を友達としてしか見ておらず、相変わらずダーオに夢中のまま。
そしてある日、ポムと友人が行ったライブを見たことでポムに初めて関心を持つダーオ(彼女は音楽にしか興味がないので、演奏の上手な人に惹かれるという設定らしい)。これをきっかけにダーオと仲良くなっていくポムだが、それを見たオームは……。
というお話。「ポム、オーム、ダーオの3人の恋模様」を中心に、「父と子の葛藤」「ロック(友情)かクラシック(恋愛)か」など、学園生活によくある話を丁寧に描いていて、まさに青春物の王道をひた走っているような作品です。
全体的に描写があっさりとしていて、コッテリしたシーンが好きな僕にはやや不満なものの、中学や高校のころに体験したあのひたむきで切ない恋愛を追体験できた気がしました。
音楽科の学園生活もかなり楽しそうに描かれていて、
来年はマヒドンはじめ、音楽学校の志望者がガッと増えること間違いなしでしょう。
なお、ストーリーは全部で暑季、雨季、乾季の三部構成になっていて、
それぞれの季節に合わせて3人の関係が変わっていく……らしいのですが、う~む。これもあっさりとした描写のせいか、季節による違いがいまいちはっきり見えてきませんでした。
同じ三部構成を使っている『猟奇的な彼女』の前半戦、後半戦、延長戦はすごくはっきりしてたんですけどね。
そうそう。この映画のタイトルはもちろんBoyd Kosiyapongの名曲「ルドゥー・ティー・テークターン」の英題から来ていて、オーケストラ・バージョンのこの曲が主題歌にもなっています(Boydさん自身もちょろっとだけ出てきます)。
本当はこの歌をもっと絡めたストーリーを期待してたんですけど、違いました。
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