ヒロシ祭り・リターンズ。

9648d574.gif昨晩は、ついにヒロシくんと再会しました。
水かけ真っ只中のカオサンで、無一文なのに踊りまくり、
「ちょっとトイレ行ってくる!」と言い残して、
そのまま失踪してから実に20日間ぶりです。
場所はホームグラウンドことAshley。
メンツは一緒にカオサンに行ったTeppei、Daiくん、僕、ヒロシくんです。
僕は仕事の関係で後から行ったのですが、店に入ったとたんにヒロシくんを発見!
バンドがしっとり目の曲をやって、みんながそれに聴き入る中、
彼だけ激しくトランス踊りを展開していました。
周りの人々の注目を浴びつつ。素敵なまでに場違いです。
こりゃあ楽しくなるぞと思いつつ、さっそく近寄って、
後ろからいきなりヒロシくんの肩を組んであいさつ。
ひさびさの再会を、ビックリしつつも喜んでくれるヒロシくん。
「fukuさん、元気そうで良かったですね!」
……いやそれは俺の台詞だよ! めちゃめちゃ心配したんだぞう!
とにかく、カオサンで失踪した後の顛末が知りたかったので、
ヒロシくんの肩をグッと掴んで踊りを強引に止めて、
「で、あれからどうやって帰ったの?」と聞いたところ、
「いや~歩いて帰ったよ~。1時間くらいかかったかなぁ」と
普通に答えるヒロシくん。
ヒロシくんの家はラチャダーです。
どう考えても1時間どころか3時間はかかるはず。
しかもソンクランで水浸しの体です。
服は濡れて重くなってるし、日は暮れて寒くなってるし、
ポイントポイントでは水を掛けられるだろうし、散々の状況だったはず。
たぶん、彼はスーパーマンになっていたので、時間の感覚がなかったんでしょうが……。
僕らとしては、①道端で「5Bください」と、いまどき流行りの乞食をやってバス代をゲットして帰る。②警察に保護される。③オカマの売人に保護されてヒモになる。などを予想していただけに、
普通すぎる回答はガッカリでした。いや、無事で何よりなんですが。
というか、僕とか当初は本気で心配してて、
地元の新聞に「カオサンで邦人死亡」みたいな記事が載ってないか、
実際にチェックしてたんですから。
しかも、その後の状況を聞くとまたすごい。
携帯盗まれた直後にも関わらず、それまで勤めていた某店を辞めてしまったとか。
しかも、「飽きた」のが直接の原因というのがすごい。
辞めるときには社長から「お前、男らしいな」となぜか褒められたそうです……。
が、ヒロシくんはすでにノっているらしく、
近況報告はそれで終了。あとはヒロシくんの独壇場になりました。
今日も激しかったですよ。例えば……。
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・いきなりスピーカーの音が出る部分を手当たり次第に撫で回して、自己流のサウンドチェック。怪しい動き。
・その結果に満足すると、再びトランス踊りを再開。
・乾杯をして、酒を飲ませようとすると100%の確率で寄り目になる彼。よく見ると、グラスの中の水面を両目に捉えつつ飲んでいるらしい……。
・さらに酔って踊りも激しくなってくると、爆弾発言が。
ヒロシくん「俺って、もてるんじゃん!?」
みんな「え~~~~~!!!! どうしてそう思うのさ!?」
ヒロシくん「だって、女の子の目線をめちゃくちゃ感じるよ!」
……それは踊りが激しすぎるからだよ! ほかにいないじゃん、こんなに踊ってる人!! と全員がココロの中で同時にツッコミ。
・しかも、どの女の子にも話しかけてないのに
いきなり「おれ、振られちゃったよ~」と言って激しい勢いで凹む彼。
いや、話しかけてもないんですよ、あなた!
・そして、いつものクセで踊り台を探し始めるヒロシくん。ちょっとでも高いスペースがあると、そこに行こうとします。
僕らも調子に乗って高くなってるスペースを教えてあげると、
すかさずそこに行って踊り始める彼。
最終的には2階席に落ち着きました。平日で客がまったくいないフロアで、ただ独り踊り続けるヒロシくん。
そこに行くまでに、周りの注目を相当浴びてしまったため、
警備員がピッタリと後ろについてマークしています。
店員にも「あなたの友達、怖いよ! 大丈夫なの?」といわれる始末。
ヒロシくんはそんな状況をものともせず踊り続け、
最終的には笑いすぎと心配のしすぎで疲れた僕たちを、
「ねぇ、大丈夫? 大丈夫?」と、逆に心配してきます。
あなたにだけは心配されたくないよ……。
そんなわけで無職なのに悠々とパブに遊びに来ている彼ですが、
帰り際に、現在の所持金を聞いたところ、全財産が350Bでした。
29歳なのに全財産が1000円……すごすぎます。
しかも、昨日TeppeiやDaiくんが会ったときは6Bしか財布になかったそうです。
今年で30になろうという男の全財産が1桁って……。
所持金が今日になって350Bに増えたのは、知り合いのタイ人に500B借りたからだとか。
つまり、全財産はマイナスなわけです。すごい……。
彼のすごいところは、そんな状態なのに遊びに行き、
かつ割り勘で勘定を払おうとするところ。
僕だったらまず凹んで部屋から一歩でも出られませんよ。
その前向きさには頭が下がります。
でも、350B(しかも借金)しかないのに、割り勘分の200B払ったら
明日の生活もままならないじゃん!
今日500B借りたのが半日で350Bになってるんだからさぁ!
まぁ、あさってに最後の給料3万Bがもらえるので、
当座は生活していけるでしょうが、
普通に考えたら明日にでも職を見つけないとまずい状況です。
でも、こんな彼が働ける職場を探すのって、すんごく大変だと思います。
っていうか、彼を雇っていてクビにしなかった社長のほうが男らしいです。
そんなわけで、激しく笑ったわけですが、
ヒロシ祭りはまだまだとどまるところを知りません。
タクシーでヒロシくんを送って帰ろうとしたところ、
「俺、戦勝記念塔のクイジャップ食べたい!」とおもむろに言い出す彼。
戦勝記念塔のクイジャップ(モツ煮込み&米麺)はなかなかにうまく、
飲んだ後に食べるにはピッタリの料理なのですが、
さすがにいまの状況でそんな贅沢はいけません。
「いや、もうお金ないんだし、大人しく帰ろうよ。送っていくし!」と必死で説得しました。が、聞きません。
これと決めたらテコでも動かないその根性、さすがです。
目的はかなり子供じみてますが……。
説得に応じなかったので、戦勝記念塔まで送ろうとすると、
「今日、おごってもらったし、悪いから!」と言って強引にタクシー代を払おうとします。
「いいから! 何かあった時のためにとっときなよ!」と拒否する3人。
が、3人の抵抗をものともせず、降り際にタクシーの中に
60Bを置き捨てて一人でクイジャップを食べに行きました。
タクシーを降りて悠々と歩く後姿は、素敵でした。
が、これで残り300B足らず。クイジャップ食べて270B。
彼のことだからタクシーで帰って210B。
カウントダウンしているこっちがドキドキしてきました。
彼はいったいいつまで生き延びられるんでしょう?