【ライブレポート】高雄で初開催の野外音楽フェス「TAKAO ROCK FESTIVAL」に行って来た! その1

大家好(みなさんこんにちは)! fukuです。11月15~28日にかけて台湾とタイの音楽フェスをはしごしてきたので、その模様をお伝えします。



高雄の芸術特区で開催される音楽フェス

 

 

まず最初に行ったのは台湾・高雄で開催された「TAKAO ROCK FESTIVAL」。これは台湾文化部が主催したフェスで、今回が初めてだそうです。

 

会場は高雄港の第三船渠という海に面した場所なのですが……ここは駁二芸術特区という場所ほぼほぼ同じ。

そしてこの場所で毎年行われている人気の音楽フェスといえば!

 

「Megaport Festival 大港開唱」です。

 

 



2006年から続く音楽フェスで、台湾を代表するメタルバンド・Chthonic 閃靈(ソニック)が運営しています。

ここ数年僕も参加しているのですが、大人気で、年々観客の数が増加。今年は完全に飽和状態になってしまっていて、観たいバンドのステージに行っても長蛇の列で入れないこともありました。

そして、その8カ月後に同じ会場で行われる音楽フェス。

ステージの配置こそ違いますが、出演者はかなり被っています。そう、これはおそらく「Megaport」の成功に目を付けた台湾文化部がその二匹目のドジョウを狙って企画したフェスなんではないでしょうか。

 

半年後にフェスを開催することで高雄への音楽フェス・インバウンド需要を年2回に増やそう……なんて意図が見えてきますね~。

まぁ、参加者側としては、単にフェスの機会が増えるし、いいライブが一度にたくさん観られるのでフェスが増えること自体は大賛成なのですが。

 

そんなわけで行ってまいりました。

 

会場は高尾のMRT鹽埕埔駅から歩いてすぐ。MRTに乗っている時点でバンドTシャツを着ていたり、フェスタオルを首に巻いていたり、いわゆるフェスルックの人たちがいて、しかもみんな楽しそうな表情なので、MRTに乗った時点で期待度が高まります。

台湾はこういう電車で行けるフェスが多くて外国人には助かります。



 

海によって分断されてるステージ配置

 

会場は大小7つのステージで構成されていて、そのほかに飲食、バー、物販(フェスやアーティストのグッズ)、雑貨などのブースで構成されています。この辺は普通のフェスと同じだと思いますが、一番の違いは「海を隔てた場所にもステージがある」こと。

 

これが会場のマップなんですが、右の方にも「海上」「SPERO」という2つのステージがあります。ここに行くにはフェス参加者専用の連絡船か、電車に乗るしかありません。

 

次々とステージを渡り歩いてライブをたくさん観たい僕のような人間にとっては、このステージの遠さはかなりハードルが高かったです。行き来する際の時間のロスが気になって、結局今回はこの2ステージについては一度も足を運びませんでした。

この会場の分断は残念だったところ。

 

逆にこれが良いと思える点もあります。

まずは、連絡船に乗ってステージを移動できる、という点。つまり、僕のように「ひとつでも多くのライブが観たい!」とガツガツしてる人にはマイナスですが、まったりゆったりフェスの時間を過ごしたい人にとっては「船に乗って、海風を感じながらライブ会場に向かう」体験って、とても気持ちがいいものなんじゃないでしょうか?

あーーーー! 僕も体がふたつあればそういう楽しみ方をしてみたいです。

 

そのほかの特徴としては、屋外のでかいステージが増えた、こと。

Megaportでは橋を渡ったところにメインステージが設置されているのですが、その奥にもう一つ大きめのステージが設置されていました。

でかいステージが多いのは、それだけ人気のアーティストを多く呼ぶってことなのでうれしいですよね。



 

無料ステージで将来の集客にもつなげる

 

また、Megaportでもそうなのですが、「無料で観られるステージが必ずひとつはある」という特徴も。

 

 

普通の野外音楽フェスだと、そもそもチケットを持っていて、リストバンドを装着していないと会場に入ることができませんよね。

でも、MegaportやTakao Rockでは、リストバンドなしでも見れるステージが必ずひとつはあるんです。

(今回は写真の「接地」が無料ステージでした。芝生の上に座って眺められるステージです)

 

というのは、会場となっている芸術特区というのは、おしゃれな雑貨店やカフェ、レストラン、ギャラリーなどがある地区で、それらはフェスのある日でも普通に営業しているんですね。

つまり、参加者じゃない一般のお客さんも普通に遊びに来るエリアなんです。フェスがあることなんか知らないでも、カフェ目当てとかで普通に来る。

そしてたまたま通りがかった時に無料のステージでライブをやってるのを見かけたら、どう思うでしょうか?

 

「なんか面白そうなことやってるな」
「今日、音楽フェスやってるんだ!」
「あ、チケット持ってない私でも観られるみたい。ちょっと観てみよう」
「へー、フェスって行ったことなかったけど、こんな雰囲気なんだ」
「ライブ楽しい! 来年はチケット買ってみようかな」

 

といった感じで、たまたま訪れたお客さんにフェスの雰囲気を味わってもらいつつ、将来の集客につなげることができるという寸法です。このシステムはうまくできてるな~といつ見ても感心します。

長くなってきたので続きます。

 

関連記事:念願の台湾音楽フェス「大港開唱 Megaport Festival」にやって来たで!!

関連記事:小さな国際音楽祭「チェンマイ・フェスト」が楽しすぎる件。