3時間以上、ノンストップの爆笑トークライブ。「ディアオ9」

diaw9
こちらの写真は、先週木曜日に行った「ディアオ9」の会場を映したもの。色とりどりのランプシェードが天井を埋め尽くして、幻想的な空間を演出しておりました。
「ディアオ」とは、タイを代表するコメディアン、ノート=ウドム・テーパーニットが16年前からやっているトークライブ。1人でマイク片手に延々と喋ることから「ディアオ・マイクロフォーン」(マイク1本だけ)と命名されました。今回は記念すべき9回目の開催となります(9はタイで縁起のいい数字)。
でもって、僕が行ったのは、全18公演中のちょうど真ん中にあたる9公演目。別に狙ってチケットを取ったわけじゃないんですが、なんかラッキーでした。


ちなみにこのディアオですが、「どの回を観に行くか」がけっこう重要だったりします。
というのは、ウドムは公演中に内容をどんどんアップデートしていくから。全体の流れはだいたい同じなのですが、公演前に用意していたネタで、実際にやってみたら受けなかったものを外したり、逆に受けたネタをさらに掘り下げてもっと面白くしたり。
要するに公演期間中ずっと同じ内容を喋っているわけではなくて、回数を重ねるごとにどんどん変化・成長していくわけです。
また、ノッてくると止まらない人でもあるので、公演時間も回によって3時間から最長4時間半くらいのバラつきがあります。
なので、1回だけ観に行く方は、できれば後半の方の公演で、1日1公演だけの日を選んで観に行くといいかも。やっぱり2公演やると疲れが出るだろうし。ベストはたぶん最終公演のはず。
でもってトーク内容ですが、当然全編タイ語なのでその聞き取りができないと辛いのに加えて、タイの文化・社会情勢・流行をある程度知ってないと分かりません。
なにしろ、公演の締めくくりに使うネタが「その時いちばん流行っているタイの曲の替え歌」で、しかも歌詞を「政治や社会情勢を茶化した内容」にするというもの。今回はRoom 39の大ヒット曲「ヌアン」に先の総選挙&初の女性首相誕生ネタを絡めて歌い上げてました。


それくらい外国人にとっては相当敷居が高いイベントなわけですが、この公演を見てどれだけのタイ語とネタが理解できて、かつ笑えるのか、自分なりのタイ検定を受けるつもりで「ディアオ6」から毎回観に行っているわけです。
ちなみに今回いちばん大受けしたのは「Facebookあるある」ネタ。
文字にしちゃうとあんまり面白くないんですが、

・ごはんを食べる前に、日本人は「いただきます」といい、キリスト教徒は神様に祈りを捧げるけど、僕たちタイ人はまず写真を撮る。
・しかも、めちゃくちゃアングルにこだわって何枚も撮る。なぜかほっぺたを膨らませる。
・Facebookのフレンドは別に本当のフレンドじゃない。
・「今なにしてる?」にアップする内容は半分くらいは自慢。
・「嘘つきの男は嫌い、もう構わないでよ!」とかいきなり怒ってるメッセージを上げる女の子を見ると「えっ、俺なんか悪いことした?」ってそわそわする。
・「今日はもう寝ます、おやすみなさい」って自分がベッドに入ってる写真をアップする子がいるけど、あれは照明をちゃんとセットして何枚も撮った中でベストの一枚を上げている。しかも、実際は寝ないで、アップした後、どんなコメントが付くかチェックしてる。で、「可愛い!」とかコメントがあると追加で2,3枚さらにアップ。

といった感じ。
毎回そうなんだけど、この人のネタは「タイ人あるある」ネタがいちばん受けている気がします。
個人的には前回の「ディアオ8」の方が面白かったです。
前回は日本がらみのネタがたくさん入っていたので、共感しやすかったし。