6万5000人がジャンプ! Bodyslam Live in Kraamレポート②

というわけで、Bodyslamコンサート・レポートの続きです。
1曲目の「セーン・スッターイ」が鳴り渡ると同時に湧き上がる会場。けっこう静かな出だしの曲でのスタートだったのにも関わらず、会場のボルテージは一気に最高潮に。サビの部分では見渡すかぎりの視界を突き上げた腕が埋め尽くし、そこら中でジャンプしていました。
それもそのはず。ボーカル・トゥーンが首を痛めて休養して以来、M-150のイベントをはじめ公のライブはすべてキャンセル。Bodyslamを目玉に企画されていたBangkok Music Marathon(全19組のアーティストによる10時間ノンストップ・コンサート)でさえも出演を取り止めにしていたわけで、ファンにとってはこれが2カ月以上ぶりのコンサートとなります。これは否が応でも盛り上がらざるをえないでしょう!
そうして当のボーカル・トゥーンはこんなTシャツを着て登場。写真では分かりにくいですが、前面に「NO PAIN」(痛みはない)と書いてあります。
Bodyslam02-01
それを見てまた沸き上がる会場。さらに後ろを向くと「NO GAIN」(得る物はない)の文字が。
つなげれば「NO PAIN, NO GAIN」(痛みがなければ、得る物はない)に。なかなかいい台詞じゃあないですか! 個人的にはこの背中を見て一気にボルテージが上がりました。
が、Tシャツに「NO PAIN」とは書いてあるものの、やはり首の具合はよろしくはないようで……首が大きく動くようなパフォーマンスは一切なし。首を振ってリズムを取ることができないせいか、いつもの歌声に比べると若干メリハリに欠ける印象です。
首の動きを最小に抑えつつも、その中で最大限のパフォーマンスと歌を見せようと努力するトゥーン。
そして、その状況が痛いほど分かっているファン6万5000人。
こう来たらもう大合唱しかありませんよね。
のっけから「トゥーンの不足分はファンの俺たちが補うんだ!」と言わんばかりに大合唱が始まりました。曲がサビにさしかかったら6万5000人でジャンプ!!
この日、この瞬間、この場所に来ていて本当に良かったと思える瞬間でした。
トゥーンはさらに数曲歌った後、Tシャツを投げ捨ててセット替えの合間を利用して着替え。今度のシャツは青いナイキのシャツにタイ国旗柄というデザインでした。
Bodyslam02-02
「タイはひとつ」とか「皆でタイを愛そう」ってのは、今年後半(赤服騒乱以降)のタイのカルチャーシーンにおけるトレンドになっているんですが、ここでもそれが踏襲されています。
この後のトークの中でも「南部から来ている人、手を挙げて! 次は北部から来てる人! 東北部から来てる人は? 中央部から来てる人も手を挙げて!」と次々と会場に声をかけて手を挙げさせて、全国からコンサートのために集まっている=「国じゅうの人間がいまここで心を一つにして盛り上がってる」事を会場の皆に実感させ、一体感を高めてました。
はたまた、タイのアーティストがよくやる「500(Bの席の人)声を挙げて!」ってのを、客席ごとに順々にやっていって一体感を高めたり。
※これ、タタ・ヤンがやったときは「観客の事をチケットの値段で呼ぶの!? 安いチケットの人を馬鹿にしてる!!」ってけっこう批判されてました。が、それ以降、いろんなコンサートで普通に見かけています。しかも、タタ・ヤンと違ってBodyslamのトゥーンがやると嫌な感じがまったくしないのはなぜなんだぜ?
この「客席に声を挙げさせる事」自体は普通の演出なんですが、特に最後の方にやったのがすごかった。
曲の合間に完全に演奏を止めて静かにした状態で、1階席→2階席と順に声を挙げさせて行って、次にステージから一番遠い3階席(500B)の順番に。スタンディング・エリアからはものすごく離れていて、人の大きさが米粒どころか蟻の頭くらいの大きさにしか見えません。
そんな遠くに向かって「500! 声を挙げて! ステージから一番遠いけど、みんなの声をステージに届けてくれよ!」とトゥーン。
くそでかい競技場の隅々にまで響き渡る地響きのような歓声!
トゥーン「次はスタンディング! 500に返事をしようぜ!」
間髪入れず、最大限のボリュームで歓声を上げるアリーナ席!
鳥肌立ちまくりです。ここまででかい規模、でかいボリュームの歓声なんて、普段の生活じゃあ聞く機会がないです。
と、だらだら書いているうちに2000文字以上になってしまったので、今日はいったん終了します。続きはまたあとで。
本当は今回でレポートを終えようと思ってたんですけど……。書けば書くほど、書きたいことが見つかる、それだけいいコンサートだった、ってことで。
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