2009年の特選CDを独断と偏見で選んでみる。その①

今年も残すところあと半月ということで、独断と偏見で2009年のベストCDを選んでみたいと思います。
本当はベスト10とかにしてランク付けすると面白いのかもしれないけど、それをやるとどういう基準で順位付けするのか決める必要があるし、「なぜこれがこの順位なのか」なども考えないといけなくなって面倒くさいので止めておきます。
「2009年を振り返るにはこのCDは外せないだろ!」というものを、順位とか考えず、独断と偏見に基づいて選んでいきます。強いて言うなら先に書いているものほど順位が上なものほどおすすめです。
■その1 The Richman Toy「ラムナム・サドゥン・ラブ・ユー」
The Richman Toy「ラムナム・サディン・ラブ・ユー」
やはりこの1枚は外せません! 上で「順位は付けない」って書きましたが、ベスト1位を選ぶとしたら迷わずこの1枚を選びます。タイ・カントリー・ロックバンドThe Richman Toyの2枚目のアルバムです。
このアルバムが出る前もインディーズ界では大人気だったのですが、この1枚から生まれた「グラパオ・ベーン・フェーン・イム」「オーッ・オーッ」の2曲が超ヒットして一躍大ブレイク。インディーズ界限定だったその知名度を一般にまで一気に広げました。
彼らは自らの音楽を「タイ・カントリー・ロック」と呼んでいるのですが、曲中にはカントリーの名に恥じないくらいふんだんに「タイらしさ」が盛り込まれています。タイの古い詩に使われているような表現を歌詞に盛り込んだり、伝統楽器の音やモーラム・ルークトゥンのリズムや特徴を曲に取り入れたりしていて、まさに「タイでしか作れない、タイならではのロック」を体現しているといえます。
だもんで、彼らのライブ、特に十代の学生がたくさんいるようなライブに行くと、みんな都会っ子のはずなのに、そこだけタイの田舎祭りみたいになってたりします。モーラムとかルークトゥン見ている田舎の人たちと踊り方がかなり似てたり。
こういうリズムとメロディー、そして踊り方ってきっとタイ人のDNAにしっかり染み付いてるんでしょうね、きっと。
というわけで、このアルバムの中から2曲を紹介。どちらもバンコクのパブでこれでもかってくらい頻繁に演奏されています。
■The Richman Toy「グラパオ・ベーン・フェーン・イム」(平らな財布に恋人は微笑む)

「中流の家庭に生まれ、でも都会の真ん中で暮らさなきゃいけない。だから恋に落ちた時はとっても大変なんだ。コンドミニアムの頭金を毎月貯金しないといけないし、映画を見るならシネプレックス、散歩だってセントラル・ワールドじゃなきゃいけない。
それとも君は愛情はお金よりもずっと大事だっていうのかい?
銀行の利子が何パーセントになるのかなんて考えたこともない
それとも僕が1バーツも持ってなかったら君は結婚してくれるのかい?
この僕の過剰なまでの努力を認めて!
携帯電話はiPhoneしかダメだし、夜になったら日本車のセダンでハイソなパブに行かないといけない。寝る前に『おやすみ』のSMSを送るのは毎日の義務だ。
素敵なリゾートにだって行きたい。無料の航空券がほしいんだ」
といった調子で「都会の恋愛にはとにかく金がかかるんだ!」という、都会に暮らす男子の切実な本音を歌ってヒットしたわけですが、この歌詞って丸っきりルークトゥンの歌詞なんだよね。普通のタイポップスではそんな生々しい現実には一切触れずに、恋愛をきれいに美しく歌っているわけです。この辺がカントリーと自称する所以。
この歌詞に共感するタイ人もきっと多かったはず。
■The Richman Toy「オーッ・オーッ」(Ohh Ohh)

曲自体には大した意味はありません。
「僕はあなたに会いにゴーするよ」「君にウォンチューといいたいよ、アイラブユー」「ユーはきっとアンダースタンドできないと思うけどアイはキミと恋人同士になりたいんだ」「レストランにテレフォンをして予約する」とか、タイ語と英語をぐっちゃぐちゃに混ぜて歌っているのがこの曲のミソ。つまり、タイ版ルー語です。
この意味のアホらしさと強引なまでのノリのよさが非常に気に入ってます。
人気blogランキングに参加中!
このblogを見て「おもしろい!」と思ったら下のボタンをクリックして投票してください。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へにほんブログ村 海外生活ブログ タイナイトライフ情報(ノンアダルト)へ人気BLOGランキングへタイ・ブログランキング blogram投票ボタン